タイトル Elementary Theory of Analytic Functions of One or Several Complex Variables
著者 Henri Cartan
出版社 Dover
私が複素関数の面白さに目覚めた本
特徴としては、
などが挙げられます。英語の本ですが翻訳もあるみたいです。
内容
日本の講義や本では形式ベキ級数の理論があまり扱われないと思います。
その特殊なケースとして正則関数を考えることで, より正則関数の特徴を明確に理解することができます 。
数学の他の分野の理論が関数論でいかに使われるかということを知ることができます。
逆に言うと、想定する前提知識が少し多く、この本の欠点ではあるでしょう。
環や体の言葉を少し知っていないと読み辛いかもしれません。
また, 様々な話題が書かれていると言っても, 紹介だけで終わっているものもあります。
まとめ
- 新しい見方ができるようになる
- 様々な話題を知ることができる
- 複素関数論のテキストの1冊目としては難しいかも
複素関数論の2冊目の本としてはこれ以上のものは無いのでは?
このような素晴らしい本が安く買えるのはDoverの魅力ですね。
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